2015年04月20日

moonあれこれ

ゲームカタログをだらだら眺めていたら、moonの項目に没ENDがあるという衝撃の事実が発覚。
さっそく見てみましたが非常に面白く、暗く重い内容でした。
正直、製品版で実装されなくてよかった…と。

んで、没ENDを見てmoonの夢イベントがようやく理解出来た…ような気が。
というわけで、没ENDと夢イベントについて自分なりに整理してみます。


以下ネタバレと憶測、自分の解釈のオンパレードかつ割と中身がないのでmoon未プレイ者及び興味のない人はスルー推奨です。















・没ENDについて
おそらくはアンチRPGを徹底的にしようとしたかったんだと思う。
本来のENDはアンチRPGというよりアンチゲーム的な内容だったので…
moonは主人公=プレイヤー自身のゲームです(文字にするとすごくアホみたいな感じが出ちゃいますが…)
勇者はFAKE MOON(DQやFFなどモンスターを殺すRPG)の主人公でありプレイヤー自身でもある。
没ENDでは、ラスボスである竜を勇者が殺したあと勇者は呪いから解放され主人公と同じ姿(正確には主人公が透明になる前の姿)になった。
が、ラスボスを倒したはずなのに終わらない。現実に戻れない。
勇者がお家に帰りたいと泣いてるのはそういった不安からだと思う。
その後、勇者はタオによって罰(自分が殺してきたものを癒しその後自分自身に殺されループする)を受けさせられる。
今までのRPGで自分(プレイヤー)がやってきたことを考えてみろ、と言わんばかりに殺されたモンスターから苦しい、熱いなどの辛い言葉をかけてくる。
そして殺してきたものを癒していくうちに勇者は次第に竜へと姿を変えていく。
モンスターを殺してきた自分自身がまるで化物のよう…
だから竜に姿を変えたのだと思う。
これが、FAKE MOONのエンディングであり、竜は勇者に殺される。ループする。
「いつまでたっても終わらないよ…」という言葉は、2週目3週目とプレイするプレイヤーに対する皮肉だと思う。
没ENDにはスタッフロール的なものがないが、あえて入れていないのだと思う。
REAL MOONはプレイヤーが真実に気づき扉を開ける(ゲームをやめる)ことで終わるから。


・没END=火の鳥異形編?
ニコ動の没END動画のコメントで「火の鳥に似てる」とのコメントが多かったのでさっそく火の鳥を買って読んで検証。
初めて火の鳥を読みましたが非常に面白いですね。名作と言われるだけのことはありますね。
で、読んだ結果ですが…非常に似てますね。ループし続ける世界といい、自分に殺されることといい…
ただ、僕としては作ってたらたまたま似ちゃっただけだと思う(にしては異常なまでにシンクロしてますが…)
モンスターを何の罪悪感も感じずに殺しまくる自分たちこそが化物だと思うので…

ただ、火の鳥を読んでみて火の鳥はmoonに限らず多くのゲームに影響を与えているとも思いました。
レイシリーズの世界観はどことなく未来編に似ていますし、シルバーガンのエンディングはこちらも未来編に似てます(こっちはエンディング自体、井内さんのメッセージのカモフラージュなのでアレですが…)


・大臣は悪者?
こちらも動画見てたらそれなりに見たもの。
僕としては大臣は全く悪くないと。理由はmoonのキャラクターはすべてプログラムに従って生きているから。
大臣もある意味可哀想な人です。こんなに損な役回りをさせられるのだから。


・夢イベントについて
おそらくはプレイヤーにゲームをやめさせる(というより真実に気付かせる)ためのイベント。
鳥かご(ゲーム)に閉じ込められた主人公と、たすけてと矢継ぎ早にしゃべってくる今まで会ったキャラたち。扉をあけろと言ってくるフローレンス。
不協和音に近いBGMはプログラムの間から命がけでメッセージを伝えようとしてるから。
最後の竜は、没END見るまでは女神と同一人物なのでmoonの世界そのものだと思ってました。
が、没ENDを見た後はそれと同時にもう一つの考えが浮かんできた。
竜は、自分自身。つまり、ゲームの世界に閉じ込められている自分が助けを求めてる…と。


・moonが伝えたかったことは?
アンチRPGと言われるmoonですが、moonは「勇者よくない!殺しよくない!」みたいなことを言おうとしたゲームでは絶対にない。
徹頭徹尾「ゲームを止めろ」ということをmoonは伝えているから。
ただ、この言葉も「ゲームなんてくだらないことだから止めろ」という意味ではないはず。でなければこんな愛に満ち溢れた作品になるはずがない。
「現実に目を向けよう。俺たちは現実に生きているから…」みたいなことを言いたかったんじゃないか…と。
本来のエンディング(スタッフロール)の内容しかり、没ENDの「君は君自身の扉を開けなきゃね…」というセリフしかり、kera-ma-goという曲名しかり…



posted by グレイ at 00:00| Comment(0) | 与太話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする